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但馬
自然・花
春
兵庫県北部に位置するハチ北高原は、琵琶湖ほとりの滋賀県高島市の今津のザゼンソウ群生地と並ぶ関西のザゼンソウ(座禅草)の群生地(名所)の1つです。スキーシーズンが終わりを迎える早春のハチ北高原では、ザゼンソウが開花をして春を告げます。
ザゼンソウとは山の湿地に生えるサトイモ科の多年草です。ミズバショウ(水芭蕉)とおなじサトイモ科の仲間ですが、ミズバショウに比べると自生地が少ないため、県外からも多くの人が鑑賞に訪れます。ハチ北高原では3,000株を超えるザゼンソウが自生しています。
ザゼンソウの中心部の肉厚に膨らんだヤングコーンのような黄色い部分全体を肉穂花序(にくすいかじょ)といいます。多数の小花が密集して肉穂花序となっています。
この黄色い肉穂花序を僧侶に見立て、僧侶が”座禅”を組む姿に似ていることがザゼンソウの由来です。達磨草(ダルマソウ)ともよばれます。なお、頭巾形の暗紫褐色部分は仏炎包(ぶつえんほう)とよばれ、花を守るために葉が変化したもので、サトイモ科の植物で多くみられます。”仏炎包”は仏像の光背の炎形に似ていることが名前の由来です。
ザゼンソウは肉穂花序が自ら発熱して寒い中でも雪を溶かして咲くため、春の花でも比較的早く咲きます。年度によっては雪の中に咲き誇る姿を見ることができます。
なお、ザゼンソウは早春の虫のいない時期に虫をおびきよせて受粉させるために、開花時に発熱して強い香りを放ちます。そのため英名ではスカンクキャベツとよばれています。スカンクキャベツは児童文学「エルマーとりゅう」の竜(ドラゴン)の好物とされていますが、キャベツではなく、このザゼンソウを指しているそうです。
ハチ北高原のザゼンソウは近年小さな株が目立ち、色も鮮やかでないものが多くなってきているため、周囲の住民があきらめずに保護活動をしています。
開花時期(見頃):3月中旬~4月中旬(例年)
※気候により、開花時期は変動します。
※写真はイメージです。
【お問合せ】
・ハチ北高原 ザゼンソウ群生地
〒667-1344
兵庫県美方郡香美町村岡区大笹
TEL:0796-96-0732(ハチ北観光協会)
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